うつは理解されにくい|日記を書いたら少し楽になった話
📘 休職シリーズ 第12話

📚 休職シリーズ(全15話)

  1. 第1話|適応障害で休職するまで|限界に気づけなかった働くシングルマザーの記録
  2. 第2話|限界を超えた先で、私は休むことを選んだ
  3. 第3話|適応障害で休職を子どもに伝えた夜
  4. 第4話|適応障害で休職しても休めなかった
  5. 第5話|何もできない罪悪感と焦り
  6. 第6話|毎月の固定費が怖かった
  7. 第7話|傷病手当金が入るまで不安だった
  8. 第8話|財産目録が少しだけ助けてくれた
  9. 第9話|削った支出・削らなかった支出
  10. 第10話|会社に戻るのが怖かった
  11. 第11話|休職しても何もできなかった理由
  12. 📍 第12話|うつは理解されにくい
  13. 第13話|留学と高校入学が重なった家計のリアル
  14. 第14話|短期のお金は投資しない|NISAを減額して気づいたこと
  15. 第15話|生活防衛資金が100万円を切った日

うつは、見えない。

うつは、なったことがない人には本当に理解されにくいと思います。

骨が折れているわけじゃない。
熱があるわけでもない。
だから、なかなか伝わらない。

「なんで動けないの?」
「怠けてるんじゃないの?」

そう思われているんじゃないか、という不安が、
症状よりもずっとしんどかったりする。

この記事は、そんな時期を過ごした私の話です。

寝て、食べて、それだけの日々

休職してしばらくたった頃、
私の1日はほぼ、ベッドの上で終わっていました。

起きる。
何かを食べる。
また横になる。

それだけでした。

やる気がないとか、気合いが足りないとか、
そういう問題じゃなかった。
ただ、動けなかった。

体が重くて、頭がぼんやりして、
何かをしようとすると、
すごく遠いところにあるものを取ろうとしている感じがした。

天気の良い心地よさそうな日でも、大好きな散歩にさえ行けませんでした。

うつって、こういうものなんだと、
自分でも、その時やっと分かりました。

「普通に見えるよ」って言われた

娘たちは、ずっと一緒に暮らしていました。

「まだ休んでるの?」

悪気はないのは分かってる。
でも、その一言が、刺さった。

「普通に見えるよ」

そうだよね、と思った。
外から見たら、普通に見えるよね。

なんとか二人分のお弁当を作って見送る。
その後、倒れるように眠る。
そして、二人が帰宅する頃、なんとか夕飯の準備をする。
それだけで精一杯でした。

這いつくばるように、
娘たちのご飯と洗濯だけはしていました。

だから、娘たちから見ると、
普通に見えたのかもしれません。

でも、気持ちも体も、
限界に近いくらい疲弊していました。

娘たちに理解してもらうのは、
難しいことだったと思います。

私自身も、こうなるまで、
そういう人の苦しさを本当の意味では
理解できていなかったからです。

映画を見て、泣いた

ある日、動画配信で「ツレがうつになりまして」を見ました。

最初は、何気なく再生しただけでした。

でも、画面の中の「ツレ」の姿が、
あまりにも自分と重なって、
途中から泣きながら見ていました。

動けない。
でも、怠けているわけじゃない。
分かってもらえない。
でも、責める気にもなれない。

「あ、これ、私だ」

そう思ったら、涙が止まらなかった。

自分だけじゃないんだ、って。

こういう状態を、ちゃんと描いてくれている人がいるんだって。

それだけで、なんか、救われた気がしました。

娘たちに、見てほしかった

見終わった後、私はちょっと考えました。

娘たちに、これを見せたい。

言葉で説明できないなら、
映画に代わりに言ってもらえないかな、って。

半ば無理やり、一緒に見てもらいました。

ただ、見せてよかった、とは思っています。

何かが、すぐに変わったわけじゃない。

でも、娘たちの頭の中に、
「お母さんの休職は、こういうことなのかもしれない」という
かけらみたいなものが、残ってくれていたらいい。

それで十分だと、今は思っています。

そしてこの先、お友達がこういう状況になった時に、
そっと支えられる存在になってほしい。

自分が同じ状況になってしまったら、
静かに支えてくれる人に相談してほしいと思っています。

日記を書くようになった理由

実は、日記を書く習慣は、もともとありました。

でも、映画を見てから、書くことの「意味」が変わった気がします。

記録として残すんじゃなく、
今の自分を、外から観察するために書く。

気持ちをどこかに置きたかった。

誰かに話すのは、しんどかった。

でも、頭の中に溜めておくのも、もっとしんどかった。

だから、書くことにしました。

最初は、ほんの一言だけ。

「今日は起き上がれなかった」
「ご飯を食べた。それだけ」
「少し外に出た。疲れた」

それだけ。

でも、書いていると、
自分の状態が、少しだけ外側から見えるようになりました。

「今日は昨日よりましだった」
「先週よりは、動けている」

数字や言葉にすることで、
ぼんやりとしていた「今の自分」が、
少しだけ輪郭を持つようになった気がした。

同じことをしていても、
意味が変わるだけでこんなに違うんだと思いました。

書いていたら、少し楽になった

日記を書いても、症状がなくなるわけじゃない。

でも、変わったことがありました。

「こんなに動けない自分はダメだ」
という気持ちが、少し薄れていきました。

「今日はこれしかできなかった」じゃなくて、
「今日はこれができた」に、書き方が変わっていった。

自分を責めることが、少し減った。
それだけで、ずいぶん違いました。

うつの苦しさは、症状そのものだけじゃなくて、
「こんな自分はダメだ」という二重の苦しさがあると思っています。

日記は、その二重の苦しさを、
少しだけほぐしてくれました。

一言でいい

もし今、誰かに理解されなくて苦しい方がいたら、

日記を書いてみてほしいです。

誰かに見せるためじゃなくていい。
うまく書けなくてもいい。
毎日じゃなくてもいい。

「今日しんどかった」

それだけでいい。

自分の気持ちを、自分で受け取ってあげることが、
最初の小さな一歩になるかもしれないから。

💜 今、苦しいあなたへ

あなたの苦しさは、本物です。
怠けているんじゃない。
見えにくいだけで、ちゃんとそこにある。

もし「書くことで少しずつ整理したい」と感じた方には、
私が実際に使っている思考整理ノートも参考になるかもしれません。

▶ 思考整理ノートはこちら

💜

ここまで読んでくださってありがとうございます。

同じように悩んでいた過去の自分に向けて書いています。

これからも、日々の気づきや心の整え方のことを発信していきます。

よかったら、また読みにきてください。

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