同じように感じている方に、少しでも届けばと思って書いています。
経済的DVとは、お金を使って相手を支配・コントロールする行為のことです。生活費を渡さない、収入を隠す、働くことを制限する——暴力がなくても、これはれっきとしたDVのひとつです。
「うちは手をあげられるわけじゃないから大丈夫」と思っていても、経済的DVは気づきにくい形で日常に潜んでいます。私自身も、長い間それがDVだとは気づきませんでした。
経済的DVとは何か
経済的DVとは、お金や生活費を通じてパートナーを精神的・生活的に追い詰める、DV(ドメスティック・バイオレンス)の一形態です。
身体的な暴力がなくても、生活費を握ることで相手の行動の自由を奪い、「自分なしでは生きていけない」状態に追い込む——これは、立派な暴力行為として認識されています。
経済的DVのよくある具体例
以下のような行為が、経済的DVにあたります。一つでも思い当たることがあれば、サインかもしれません。
- 生活費をまったく渡さない、または極端に少ない
- 収入や貯金を教えない・隠す
- 食費・日用品など、すべての支出を細かく管理・報告させる
- 「俺の金だから使わせない」と言う
- 働くことを禁止する、または辞めさせる
- 通帳やカードを取り上げる
経済的DVはモラハラの一種
経済的DVは、モラハラ(モラル・ハラスメント)と深く結びついていることが多いです。
お金の管理を通じて「私には何もできない」という状況を作り、精神的な依存や恐怖を強めていく——これは、モラハラが使う典型的なコントロール手法のひとつです。
怒鳴られたり叩かれたりしなくても、経済的に縛られることで十分に心は追い詰められます。モラハラの体験と回復の記録は、別の記事にまとめています。
私が経験した経済的DV
30歳のとき、海外で授かり婚をした私は、そこから経済的DVの渦中にいました。
夫は仕事が長続きせず、収入が入っても自分の趣味や嗜好品に使ってしまう。家族への生活費は、ほとんど渡してもらえませんでした。
妊娠中、まともな食料が買えない日が続きました。小麦粉・卵・水だけで作ったパンケーキが数日続いたこともあります。朝は甘く、夜は塩味で——それが私の「工夫」でした。
お腹の赤ちゃんに栄養が届いているか不安で、泣いた夜もありました。
当時は「これが経済的DVだ」なんて言葉、知りませんでした。ただ「なんでこんな状況になっているんだろう」という、漠然とした苦しさだけがありました。
「これって、おかしいかも」と気づくことが大事
日本に帰国して、少し距離を置いて振り返ったとき、初めて「あれは経済的DVだったんだ」と気づきました。
渦中にいるときは、苦しい状況が「当たり前」になってしまっていました。声を上げることも、逃げることも、考えられなかった。
でも——おかしいと感じる直感は、正しいんです。
今この記事を読んでいる方が「もしかして、うちも似てるかも」と感じているなら、その気持ちを大切にしてほしいと思います。
経済的DVに気づいた方へ。次のステップとして読まれています
ここまで読んでくださってありがとうございます。
今、現実と向き合いながら頑張っている方へ
頭の中を整理しながら、一つずつ進んでいくために——書くことで気持ちを整える方法をまとめています。
無理に前に進まなくても大丈夫です。
「少し整理したい」と思ったときに使ってもらえたら嬉しいです。