調停は、想像していたよりも、簡単ではありませんでした。

「申し立てれば話し合いになる」「話し合えば解決する」——そう思っていた部分が、私にはありました。でも実際に経験してみると、もう少し複雑でした。

この記事では、私が養育費調停を経験してリアルに感じたことをお伝えします。きれいごとではなく、体験をそのまま書きます。

養育費調停の現実

思っていたこととの違い

調停を申し立てる前に、私は4軒の弁護士事務所に相談に行きました。そこで言われた言葉は、思っていたものとかなり違いました。

「新しい恋人を見つけて前に進みましょうよ」
「養育費を払わない人に費やす時間がもったいないですよ」
「調停をどうしてもやるなら、自分で申し立てた方がいいです」

お金にならない案件は受任しづらい——それが正直なところのようでした。「専門家に頼めば解決する」という思い込みが、最初に崩れた瞬間でした。

さらに、元夫は自営業。たとえ調停で合意が取れたとしても、収入をごまかされれば養育費は月1万円以下になる可能性もある。給与の差し押さえも難しい。「調停=解決」ではないと気づくのに、そう時間はかかりませんでした。

実際に大変だったこと

それでも私は調停を申し立てました。経験してみて、大変だったことが3つあります。

① 何度も裁判所に足を運ぶ必要があった(平日のみ・有休が必要)
② 精神的な消耗が思ったより大きかった
③ 相手の出方次第で進み方が変わり、自分でコントロールできないことが多かった

特に精神的な消耗は、想定以上でした。調停の場では、養育費と関係のない話を一方的にされたり、事実と違う主張をされたりすることもありました。
冷静でいるよう努めましたが、調停の日は朝から吐き気がするし、調停中は震えが止まらないし、毎回帰宅後はぐったりしていました。

それでも、やってよかった

大変だったのは本当です。でも、やってよかったとも思っています。

調停を通じて、相手の意思をはっきりと確認できたこと。「もしかしたら協力してくれるかもしれない」という可能性に、自分なりの答えが出せたこと。

泣き寝入りではなく、きちんと話し合いの場を持てたこと——それが、自分の中での区切りになりました。

やってよかったのは、お金が得られたからではなく、
「自分はできることをやった」と思えたから。

養育費は過去にさかのぼって請求できません。だから「今」やるしかなかった。そう思えたことが、私の背中を押しました。

実際に調停を経験してみて、日本では養育費の支払いが相手の意思に委ねられている部分が大きいと感じました。海外ではより厳しく管理されているケースもあると知り、少し驚いたのも正直な気持ちです。ただ、日本でも少しずつ変わっていく部分もあると思うので、これからより良い制度になっていけばいいなと感じています。

次に進むなら、準備が大切です

調停で感じたのは、「準備の差が、結果の差になる」ということ。

特に事情説明書は、自分の状況を裁判所に正確に伝えるための大切な書類です。感情的にならず、事実を整理して書く——これが思いのほか難しく、時間もかかりました。

もし調停を考えているなら、まず準備から始めることをおすすめします。

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