子ども1人にかかる教育費は結局いくら?|10年計画を立てて分かった本当の金額

「うちの子1人で、結局いくらかかるんだろう。」

娘たちがまだ小学生だった頃、私は毎年3月になると決まってソワソワしていました。
進学のタイミングが近づくたびに、「このままで大丈夫?」という不安がじわじわと押し寄せてきて。

シングルマザーで収入は1本。貯金は少しずつ積み上げているつもりだけど、実際にいくらかかるのか、正直よくわかっていなかった。

この記事では、私が実際に書き出した「時期ごとの金額の目安」と、それをもとに立てた「10年スパンの教育費計画」をお伝えします。
難しい話はありません。書き出すだけで、不安が整理できます。

実際にどれくらい教育費がかかるのかは、こちらの記事で具体的にまとめています。
教育費が不安なときにやること|家計を整えた3つの方法

教育費の不安は「見えていない」から生まれる

正直に言うと、私が最初に感じていた不安の正体は、「いくらかかるかわからない」という漠然としたものでした。

「高校でお金がかかるらしい」「大学はもっと大変らしい」という情報はあるのに、自分の家計に当てはめた数字がない。
数字がないまま「なんとかなるかな」と過ごすのは、目隠しして歩いているようなものです。

「見えていない不安」は、ただ怖いだけ。
「見えている不安」は、対処できる。

そのことに気づいたのが、10年計画を立てるきっかけでした。

シングルマザーの教育費、実際の目安

まず私が書き出したのは、「子どもが何歳のときにいくらかかるか」のざっくりした一覧です。
娘たちは私立高校に進学しましたが、以下は私の実体験をもとにした目安です。

時期 主な費目 目安金額
中学入学 制服・教材・部活用品 約20万円
中学在学中(部活) 部費・遠征費用・シューズ・ユニフォームなど 年5〜15万円くらい
中学3年・受験期(半年間) 塾代(週2回)・教材費・模試代 塾代 月3.5万円×6ヶ月で約21万円+教材費2〜5万円+模試代1回約5千円
高校入学 制服・教材・教科書・入学金 約30〜50万円
高校在学中 授業料(補助金後)・教科書・iPad使用料・実習費 月合計約1.6万円+教科書年5万円ほど(年間ざっくり24万円前後)
歯列矯正 治療費(1人あたり) 約100万円

※ 中学入学時は公立でも約20万円ほどかかりました。
※ 部活費は部によって差が大きく、遠征や道具代を含めると年15万円近くになることもあります。
※ 塾代は3年生の後半・半年間だけ通わせたときの金額です。高校受験料は別途、1校あたり約1万5千円前後。
※ 高校在学中の金額は、うちの場合の授業料・教科書代・iPad使用料・実習費の合計です。PTA会費や修学旅行費(うちは海外研修だったため別枠で積み立てました)は含めていません。学科や学校によっても変わります。

高校入学でかかった費用の内訳は、こちらでさらに詳しく書いています。
高校入学費用はいくら?私立無償化でも知っておきたい出費の内訳

数字を並べると「うわ、想像以上……」と思いますよね。
私もそうでした。でもこれを「全部一気に払う」わけではない。
時期と金額を把握するだけで、準備のしかたが見えてきます。

「教育費が不安で仕方ない」という段階の方は、まずこちらも読んでみてください。
教育費が不安なときにやること|家計を整えた3つの方法

私がやった「10年計画」の立て方

やったことはシンプルです。
子どもの年齢と、それぞれの時期にかかる費用を1枚の表に書き出す。
それだけです。

私の場合はこんな感じでした。

保育園・小学校時代(準備期)

出費がそこまで大きくないこの時期に、中学・高校進学に向けた準備を始めました。
「高校でこれくらい、大学でこれくらいかかる」とざっくり書き出して、毎月の積立額を決めて自動振替でスタート。
この時期から始めると、月1〜2万円でも10年で100〜200万円になります。

中学校時代(調整期)

部活・塾・歯列矯正と、出費の見通しが一気に増えてくる時期。
部活はユニフォーム・遠征の送迎・弁当・部費など、入ってみないとわからない出費も多く、思った以上にかかりました。
歯列矯正の見通しが出てきたので、矯正費用を別枠で積み始め、「3年後の高校入学でいくら必要か」も計算し直しました。

高校時代(実費期)

毎月の出費が増える時期。授業料(補助金後)は月6千円ほどですが、そこに教科書代・iPad使用料・実習費などが重なって、月にならすと2万円前後になります。部活費や修学旅行の積立は別です。
2年生になると進学の計画も本格化してきて、奨学金を使うかどうか娘と話し合うようになりました。
さらに長女が急遽1年間の海外留学を決めたため、10年計画を見直しているところです。計画は変わるもの——それも含めて「見えている状態」を保つことが大切だと実感しています。

完璧な計画じゃなくていい。
「ざっくり見えている」だけで、気持ちの余裕がまったく違います。

正直、難しいことはしていません。
ノートに書き出す感覚で、「いつ・どれくらい必要か」をざっくり並べただけです。
それだけで、お金の不安はかなり減りました。

私が実際に使っている家計計画表はこちらです。

「漠然とした不安」は、書き出すだけで半分になります。

私が実際に使っている家計計画表を公開しています。
いつ・いくらかかるかを書き込むだけのシンプルなシートです。

この表があったから、不安が整理できました。

ライフプランシートを見てみる

見える化したことで、不安が整理できた

10年計画を書き出してから、私の中で大きく変わったことがあります。
それは、「なんとかなるかな」から「なんとかなる根拠ができた」に変わったことです。

漠然とした不安は、数字にすると途端に小さくなります。
「3年後に50万円必要。今の積立ペースならあと○万円足りない。じゃあ月△円増やせばいい。」
こう考えられるようになると、不安より行動が先に来るようになりました。

教育費だけでなく、投資や貯金も含めた「この先」全体を見える化した話は、こちらにまとめています。
家計簿では見えなかった「この先」|ライフプランシートを自作した理由

さらに「見える化」を助けてくれたもの

計画表を作ったことに加えて、家計の流れを1つのアプリで管理できるようにしました。
私が使っているのは楽天銀行です。

給与・積立・引き落としが全部ひとつに集まるので、今月いくら使えるか・積立はちゃんと続いているかが一目でわかります。
「把握できている」という感覚が、精神的にとても楽でした。

また、教育費の大きな支払い(制服・塾代・修学旅行の積立など)はすべて楽天カードにまとめています。
支払い総額が大きい時期こそ、ポイント還元が積み上がって実質的な補填になります。

まとめ|今日から1つだけ整えてみよう

✅ 「いつ・いくらかかるか」をざっくり書き出す

✅ 小学校時代から積立を始めると余裕が生まれる

✅ 計画は完璧じゃなくていい。見えているだけで十分

✅ 楽天銀行で家計を見える化して把握できる状態を作る

✅ 大きな支払いは楽天カードにまとめてポイントを貯める

「教育費の準備、どこから始めればいいか」という問いへの答えは、
「まず書き出すことから」です。

金額が合っていなくてもいい。ざっくりでいい。
書き出したその日から、不安の色が少し変わります。

私はこの方法で、お金の不安がゼロになったわけではありませんが、
「何もわからない状態」からは抜け出せました。
同じように不安を感じている方の、少しでも参考になれば嬉しいです。

教育費の見通しが立ったら、次のステップは長期の資産計画です。
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