「なんでこんなに苦しいんだろう」
一緒にいるだけで疲れるのに、
それが普通だと思っていました。
でもある時、「これっておかしいのかもしれない」と
違和感を持つようになりました。
暴力があったわけじゃない。怒鳴られた記憶もそれほどない。
それでも、なぜかいつも疲れていて、なぜかいつも自分が悪い気がしていた。
その「なんかおかしい」という感覚——気にしすぎじゃなかったと、今はわかります。
モラハラかも?と感じている方へ
私も最初は、「なんかおかしい」と思うところから始まりました。
もし今、同じように感じている方は、以下の順番で読んでみてください。
「これって普通じゃないの?」と感じた方
今の自分に近いところから読んでみてください。
そもそも「ナルシスト」って何?──外では良い人、家では別人
ナルシスト(自己愛性人格)とは、自分を過剰に良く見せたがり、他人をコントロールしようとする傾向を持つ人のことです。
海外では narcissist(ナルシシスト) と呼ばれ、モラハラ加害者に多いタイプとして知られています。
特徴的なのは、「外での顔」と「家での顔」のギャップです。
家の中では:攻撃的・支配的・冷淡・気分次第で豹変する
「外ではあんなに評判が良いのに、家の中ではなぜこんなに違うんだろう」——
その混乱が、「気づき」を遅らせる最大の原因になります。
外の良い顔が「本物」だと思いたかったから、
家での言動は「私のせいかも」と片付けていた。
ガスライティングとは?──「あなたがおかしい」と思わせる心理操作
モラハラ・ナルシストが使う心理操作の中で、特に気づきにくいのが「ガスライティング」です。
相手に「自分の感覚や記憶は間違っている」と思わせることで、判断力を奪い、支配しやすくする手法です。
「君は物事を大げさに考えすぎだ」
「おかしいのは君のほうじゃない?」
こういった言葉を繰り返し浴びせられると、次第に「自分の感覚がおかしいのかも」と思い込み、自信を失っていきます。
私自身も、まるで催眠術にかかっているように判断力が曇っていく感覚を、何度も味わいました。
それが「ガスライティング」だったと気づいたのは、関係が終わってずいぶん後のことです。
「私がおかしいのかな?」と感じた瞬間こそ、
ガスライティングが機能しているサインかもしれません。
どうして、気づけなかったんだろう
「暴力じゃないから」「怒鳴られたわけじゃないから」——
そう自分に言い聞かせるほど、気づくのが難しくなっていきます。
でも今は思います。気づけなかったのは、当然だったと。
おかしかったのは私の感じ方じゃなかった。
ずっと感じていた違和感は、ちゃんと理由があった。
そう気づいたのは、ずいぶん後のことでした。
行動を「管理」されていませんでしたか?
支配は、気づかないうちに始まります。
最初は「心配してくれているんだ」「愛情の裏返しかも」と思っていました。
友人と会うと、難しい顔をされる。
「どこに・誰と・何で行くか」を説明しないといけない。
離れていると、何度も電話が来る。
交通費まで、彼に頼まないといけなかった。
その頃は「これが普通なのかも」と思っていた。
でも気づいたら、自分の行動の範囲がどんどん狭くなっていました。
優しい解釈は、時として自分を守らない。
それに気づくのに、ずいぶん時間がかかりました。
「いつも自分が悪い」と感じていませんでしたか?
彼は仕事を転々とし、「上司が悪い」「会社が悪い」と帰ってくることが続きました。
生活費は私の貯金から出ていき、日々のレシートまで確認された。
子育ての協力を求めると、「辛い自分を支えてくれない」と責められた。
そういう日々の先に、気づいたらこう思っていました。
「サポートできない自分が、悪いのかもしれない。」
なぜそう感じるようになったのか、当時はうまく言葉にできなかった。
ただ、「私が悪い」が当たり前になっていた。
今振り返ると、少しずつ自分の感覚が書き換えられていたと思います。
優しいときと冷たいとき、その差が大きくなかったですか?
気づきにくかったのは、優しい時もあったから。
外では人付き合いが良く、機嫌のいい日は穏やかで——
でも何かのスイッチで、急に冷たくなる。
「あの優しさが本物だと思いたい」
そう思うから、離れられなかった。
離れようとすると、涙を流して「こんなひどいことをするんだね」と言われた。
それで止まりそうになったことも、何度もありました。
それでも動けたのは、「幸せな自分を取り戻したい」という気持ちがあったから。
気づいた自分を、責めないでください
気づいたとき、最初に湧いたのは怒りじゃなかった。
「なんで私は気づかなかったんだろう」という、自分への問いだった。
でも今は思います。
それだけ真剣に、関係を守ろうとしていたから。
気づくことは、誰かを責めることじゃない。
「これが起きていた」と、事実を整理すること——それだけでいい。
「なんか変」「なんか窮屈」という直感を、信じていい。
その感覚は、気にしすぎなんかじゃなかった。
もし一つでも当てはまるなら、あなたが悪いわけではないということを知ってほしいです。
「これって当てはまるかも」と感じた方は、モラハラの特徴をまとめた記事も参考にしてみてください。
もしどうすればいいのか分からないと感じている方は、無理をしないための対処法もまとめています。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
もし今、頭の中が整理できずに苦しいと感じている方は、
少しずつ自分の気持ちを書き出してみるのも一つの方法です。
私自身も、書くことで少しずつ前に進めるようになりました。
少しずつ気持ちを整理していきたい方へ
「何も考えられない日でも書けるように」作ったノートがあります。
無理に前に進まなくても大丈夫です。
「少し整理したい」と思ったときに使ってもらえたら嬉しいです。