養育費調停の流れ|申立てから終了まで自分で進めた体験

養育費調停を、弁護士をつけずに自分で申し立てました。

この記事は、申し立てると決めてから、最終的に取り下げるまでの流れを時系列でまとめたものです。「調停って、そもそも何がどの順番で起きるの?」——申し立てる前の私が一番知りたかったことを、自分の記録として書いています。

「本当に自分にできるのかな?」と不安でいっぱいだった私でも、家庭裁判所の公式サイトを見ながら一つずつ進めることで、自然と準備が整いました。

それぞれの場面で何を感じたかは長くなるので、各ステップから詳しい記事へリンクしています。この記事が、「まず一歩踏み出してみよう」と思っているあなたの、背中をそっと押すものになれば嬉しいです。

養育費調停の流れ【私の場合】

まず、申立てから終了までが実際どれくらいの期間だったか、私の記録を先に出しておきます。

申立てから取り下げまでの記録

年末ごろ 悔いなく一度やってみようと決意
1月31日 申立書を送付
3月中旬 第1回 調停期日
5月上旬 第2回 調停期日
6月中旬 裁判所へ出向き、取り下げの意思を伝えた

▶ 申立てから第1回期日まで:約1か月半
▶ 調停期日:合計2回
▶ 申立てから取り下げまで:約4か月半

※ あくまで私のケースです。裁判所の混み具合や相手の対応によって変わります。

STEP1:申し立てる前に決めたこと

申立書を書き始める前に、決めておいてよかったことが3つあります。

弁護士に頼むか、自分で進めるか

私は申立ての前に、4軒の弁護士事務所に相談に行きました。結果として依頼には至らず、自分で申し立てることを選びました。
そのときに言われた言葉と、そこから自力でやると決めるまでの経緯は、こちらに書いています。
養育費調停|弁護士に断られた私が自力で調停に臨んだ話

いくら請求するかを、先に決めておく

調停の場で「もっとほしい」と気持ちだけを伝えても、話は進みません。私は申立ての前に、希望額の根拠になる数字を作っておきました。
進学費用をどう洗い出して月額に換算したかは、こちらにまとめています。
養育費の相場はいくら?調停で請求額を決めた計算方法と実例

回収代行という選択肢も検討した

調停を選ぶ前、私は養育費回収代行サービスも本気で検討していました。最終的に申し込みはやめましたが、比べたからこそ調停を選べたと思っています。
養育費回収代行は必要?申し込みをやめた私が調停を選んだ3つの理由

STEP2:必要書類をそろえる

まずは情報収集から。公式サイトを熟読!

「家庭裁判所ってどうやって使うの?」「何を提出すればいいの?」そんな疑問を解消すべく、私はまず公式サイトをじっくり読み込むことからスタートしました。

▼参考リンク:

この2つのサイトは情報がとても分かりやすく、はじめての方におすすめです。

必要書類を淡々とそろえるだけ

公式サイトの指示に従って、以下の書類をそろえました。

  • 申立書

  • 事情説明書

  • 戸籍謄本

  • 収入証明書(源泉徴収票や確定申告書など)

書類の書き方に迷う部分もありましたが、家庭裁判所の窓口に電話で問い合わせると、とても親切に教えてくれました。

事情説明書でつまずいたら

この4点の中で、私が一番時間をかけたのが事情説明書でした。最初の下書きは怒りがそのまま出てしまい、何度も書き直しています。
書き方のポイントと、書けないときにどう気持ちを整理したかは、こちらに分けて書きました。
養育費調停の事情説明書の書き方|書けない時の対処法と心の整理

必要に応じて非開示申請を提出

調停の準備段階では、相手方に個人情報を知られたくない場合、「非開示申請」が可能です。たとえば、電話番号を相手に知られないようにするために、調停申立書や事情説明書と一緒に「非開示申請書」を提出できます。これにより、調停の相手方に電話番号が伝わることなく手続きを進めることができますので、安心して調停に臨めます。

STEP3:申立てにかかった費用【実額】

思っていたよりも、費用はそこまでかかりませんでした。

かかった費用

・収入印紙:約500〜1,000円
・切手代:約1,000円前後
・戸籍謄本など:数百円程度

▶ 合計:約2,000〜3,000円ほど

※弁護士をつけなかったため、この金額で済みました。

弁護士をつけなければ、費用はそこまで大きくありませんでした。

費用以外に、かかったもの

調停は相手の居住地の最寄りの裁判所で行われるため、交通費がかかる場合があります。また平日に行われるため、仕事をしている場合はその都度お休みが必要になる点も考えておくと安心です。私の場合は、あらかじめ上司に事情を伝え、定期的に休みを取る必要があることを共有していました。

STEP4:第1回の調停期日

1月31日に申立書を送り、第1回の調停期日は3月中旬でした。申し立ててから、約1か月半です。

相手と顔を合わせたくなかったので、私は事前に「別室対応」を希望しました。当日の受付から調停室に入るまでの流れや、そこで実際に何が起きたかは、こちらに書いています。
養育費調停当日の流れ【体験談】元夫が「払わない」と言い張った時の対応

STEP5:調停は、1回では終わらなかった

申し立てる前の私は、どこかで「1回話し合えば決まる」と思っていました。実際は違いました。
私の場合、調停期日は3月中旬と5月上旬の計2回。

第1回・第2回とも、元夫は「払えない」という主張を繰り返しました。養育費と関係のない私への批判もあり、話し合いは進みませんでした。

その間に、2か所の弁護士にも相談しました。どちらからも、この状況でさらに争い続けることには慎重な助言を受けています。

期日と期日の間が1か月以上空くこと、そのたびに平日の休みが必要になること——このあたりは、始める前に知っておきたかったことでした。調停を経験して感じた消耗については、こちらに正直に書いています。
養育費調停|弁護士に断られた私が自力で調停に臨んだ話

STEP6:私は取り下げを選んだ

調停の終わり方には、成立・不成立・取り下げがあります。私が選んだのは、取り下げでした。6月中旬のことで、申立てから約4か月半が経っていました。

取り下げは電話で済むと思っていたのですが、私の場合は裁判所へ出向く必要がありました。ここは想定外だったので、書いておきます。

そのとき調停委員から、「気が変われば養育費調停はまた再度申し立てることもできます」と説明を受けました。終わりではなく、いったん閉じるだけなのだと知って、少し気持ちが軽くなったのを覚えています。

なぜ取り下げを選んだのか、そのあと気持ちをどう切り替えたのかは、こちらに書きました。
養育費調停を経験してわかったこと|取り下げた理由と心の切り替え方

それでも支払われない場合

調停で合意ができれば調停調書が作られ、それが将来的に次の手段につながります。

私は養育費については、差し押さえまでは進めませんでした。元夫が自営業だったことも、その判断の一因でした。なお、婚姻費用については差し押さえまで経験しています。

ただ、養育費と婚姻費用は別の手続きです。ここで一緒に書くとかえって混乱を招くので、婚姻費用の未払いから差し押さえまでの経緯は、別の記事に分けて書くつもりです。

今まさに「振り込まれない」という状況にいる方は、調停の前にできることから整理するほうが早いかもしれません。記録の残し方など、順番についてはこちらにまとめています。
養育費を払わない相手への向き合い方|行動で変えるための3ステップ

これから申し立てる方へ

振り返ると、一番大変だったのは書類でも費用でもなく、「やってみよう」と決めるまででした。決めてしまえば、あとは公式サイトを見ながら一つずつ進めるだけでした。

結果として私は取り下げましたが、それでも申し立ててよかったと思っています。動いたから、自分なりの答えが出せました。